【音楽目線#1】好きが止まらないーJohn Mayer(と素晴らしいバイプレイヤーたち)
2020年4月24日、読んだ本の備忘録として始まったばかりの当ブログ。本を読み進める間でも何か書きたいなーと思い、ふと、そうだ、大好きなジョン・メイヤーについて書いてみようと思い立った5月1日深夜。
好きが溢れちゃう
さて、ジョン・メイヤーって何者?からはじめるべきであろう。
ジョン・メイヤー、これまでの経験人数についてインタヴューで言及 | NME Japan
プロフィール (Wikipediaより)
・ジョン・メイヤー(ジョン・クレイトン・メイヤー、John Clayton Mayer, 1977年10月16日 - )
・アメリカ合衆国のシンガーソングライター、ギタリスト。バークリー音楽大学中退。トモ藤田氏に支持。
ギタリストとしての評価は非常に高く、若手ながらすでにエリック・クラプトンやバディ・ガイ、B.B.キングなどの大御所ブルース・ギタリストとの共演を果たしている。
米Rolling Stone誌の2007年2月号ではジョン・フルシアンテ、デレク・トラックスと共に「現代の三大ギタリスト(The New Guitar Gods)」に選定された。
つまるところ、現代の最高のギターヒーローの一人というわけだ。
ジョンとの付き合いはかれこれ6年くらいになる。
当時の新作「Paradise Valley」の”草原にたたずむジョン”というジャケットのポスターを千葉のある駅で見つけて、軽音サークルの友人のトムに何者か?と尋ねたところ、ジョン・メイヤーという凄腕ギタリストだよ、と教えてもらった。
早速家に帰ってYouTubeで検索をかけた。
度肝を抜かれた。
その時聞いたのは2007年にロサンゼルスで行われたブルーレイ化もされている伝説的ライヴ「Where the Light Is」の1曲目「Neon」である。
ナイスなルックス、甘い歌声、超絶技巧のギタープレイ、え、アコギってこんな音鳴るの?!って。しかも当時30歳だったという、なんという才能。
当時YouTube上にこのライヴのフルの映像があがっており、一気見したのを今でも覚えている。
アコースティック編成から始まり、Steve Jordan、Pino Palladinoを率いてのJohn Mayer Trio、フルバンドでの演奏という最高の3部構成となっております。買いましょう。
愉快な仲間たち
ジョン・メイヤーとの出会いはこんなところだろう。ジョンについての愛は語り切れないが、それだけでは二番煎じもいいところだ。そこでジョンを支える愉快なスーパープレイヤーたちを紹介したいと思う。
最近では星野源などはベースにハマオカモト、ギターに長岡亮介、ドラムに河村”カースケ”智康といった他バンド兼任のメンバーを起用してライヴやレコーディングを行っている。どうゆう理由かは、わからないが、たぶんめちゃ仲が良いのと、めちゃ楽器が上手いからだと単純に思っている。
こういったプロミュージシャンの横のつながりは、海外のミュージシャンは昔から強かったように思う。よく他のアーティストのアルバムにひょっこり出てる感じ。このひょっこり、穴場感がとても好き。
アルバム+スペシャルゲストといった形でまとめていく。
Inside Wants Out
あんまり知られていない印象のデビューEP。バークリー在学中から練っていたアルバムで、「Back to You」「No Such Thing」「My Stupid Mouth」「Neon」といった曲たちもすでに収録済みだ。
このアルバムでベースを弾いているのが、ジョンを2010年辺りまで長きにわたり支えることとなる音楽プロデューサーでもあるDavid LaBruyereだ。
あーあの人か!となるのではないだろうか?そう、「Where the Light Is」の第3部のロン毛センター分けのイケメンがこの人である。
「No Such Thing」ばかり紹介してしまっているが、それは仕方ない、名曲だから。また、この曲は「Where the Light Is」のアルバムには収録されておらずライヴ映像のみとなっているので、是非聞いてほしい。とても良いサムネだと思う。
Room for Squares
このジャケはみたことがあるのではないだろうか。
あるいはこっち?ちなみにジョン・メイヤー好きで知られるシンガーソングライターのsyomaさんは自身のアルバムのジャケットはこれのオマージュだと言っていた。
この辺りのサポートはDavid LaBruyere氏を中心に特に変化はない。
特徴を述べるなら「Your Body Is A Wonderland」がグラミー賞を受賞。「Why Georgia」が最高ということだろうか。
Heavier Things
このアルバムといえば、イントロが特徴的な「Bigger Than My Body」。
このライヴでドラムを演奏しているのが、あの新三大ギタリストの一角Derek Trucksとその妻Susan Tedeschiによるバンド「Tedeschi Trucks Band」のドラマーになっていたJJ Johnsonである。
彼はDavid LaBruyere同様長い間ジョン・メイヤーのサポートドラマーとして活躍し、「Where the Light Is」でもその最高のビートを刻んでくれている。
ドラマーつながりで驚いたのが、アルバムの1曲目「Clarity」はあのThe RootsのQuestloveがドラムサポートで入っていたという!
ジョン・メイヤーとQuestloveは今でこそ多く共演しているが、このころからとは恐るべきジョン!
タイムズスクエアでのAlicia Keysとの共演は至高。。
Try!
ついに登場ジョン・メイヤー、Steve Jordan、Pino PalladinoによるJohn Mayer Trioのファーストアルバムだ。
「Who Did You Think I Was」「Good Love Is on the Way」ヘンドリックスのカヴァー「Wait Until Tomorrow」も外せないだろう。
各人の素晴らしいプレイによってどれもスリーピースバンドのそれとは一線を画く。
また、先日亡くなったBill Withersのカヴァー「Ain't No Sunshine」も格別だ。
アルバムタイトルにもある「Try!」は疾走感抜群のいかにもジョン・メイヤーの手癖満載の曲で楽しいのだが、この曲にはスペシャルなゲストギタリストも参加していることにお気付きだろうか?
Chalmers Edward "Spanky" Alford、jazzギタリストである。彼はそのテクニックもさることながら、D'Angelo、The Rootsといったビッグネームとの共演でも知られている。
また現在のジョン・メイヤーのサポートギタリストのIsaiah Sharkeyもこの"Spanky" Alfordから多大な影響を受けていると確か雑誌のインタビューで答えていた。
(そんなIsaiah Sharkeyが"Spanky" Alfordと同じD'Angeloのサポートをしているのも感慨深い)
やっぱり好きが溢れちゃう
ここまで少々脱線しながらアルバム紹介しながらジョン・メイヤーを支えてきた素晴らしいプレイヤーたちを紹介してきた。
だが、まだアルバム4枚程度。まだまだアルバムも含め魅力を伝えきれていない。
ということで後半戦、あるいはあと2回ほど続編がでると思う。
色々な角度から好きなもの、こと、人を見直してみてはいかがだろうか?